[とろみ調整食品]って?どうなんだろう?実はとっても便利! | 使用目的を解説します!!

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とろみ調整食品の役割

とろみ調整食品は、飲食物食道ではなく気管に入ってしまう誤嚥可能性緩和するための補助商品です。

高齢になると、よく「誤嚥には気を付けて」「誤嚥すると大変よ」と言われると思います。

なぜ、高齢になると誤嚥になりやすいかと言うと

食事をする際に通常は、口から飲食物を入れて舌やのどが連動して動いて食べた物を口から食道に運びます。

高齢になってくると、どうしても舌やのどの動きが弱くなりうまく飲み込むことができなくて気管に入ってしまい誤嚥になってしまいます。

誤嚥の怖いところは、飲食物が肺に入ってしまい雑菌が繁殖して肺炎(誤嚥性肺炎)を起こすことです。

少しでも誤嚥を防ぐために、飲食物とろみをつけてのどから食道に運ぶための商品がとろみ調整食品です。

普段から飲食物が飲み込みづらくてむせたり咳き込むようなことが多いようなら一度かかりつけの病院医師栄養士さん相談するのがいいと思います。

とろみ調整食品も様々な会社からでていますが、その中からウェルハーモーニーさん和光堂さんの商品で使い方をご紹介します。

使用方法と注意点

画像は、和光堂さん「とろみエール」です。

介護食の区分と同じで、とろみの目安は日本介護食品協議会により統一基準として決まっています。

各食品100ml当たりに使用する量により4つの区分に分類されています。

フレンチドレッシング状」「とんかつソース状」「ケチャップ状」「マヨネーズ状」になります。

ただ、「マヨネーズ状」になりますとべたつき感がでるため多くの製品は、「ケチャップ状」までの表記になっています。

どの製品にも必ずこの表記が載っていますので分量守って使用して下さい

気を付けなくてはいけないのが、小さじ1杯ないし0.5杯での使用の場合は必ず守らないダマができたりとろみが薄すぎたりになります。

ダマができてしまうと、のどに詰まらせる恐れがありますので注意が必要です。

使用方法は、水ないし飲料の場合その中に商品(この2社の場合粉末)を入れてよくかき混ぜます。2分程度待てばできあがりです。

料理で、あんかけとして使用する場合にはだし汁の方に商品を加えとろみをつけてから料理にかけます。

ミキサーで作る場合には、食品と商品を一緒にミキサーに入れ食材の水分が足らない場合は、水やだし汁を加えてまわします。

ここで注意点ですが、もしとろみが薄くて商品を加える場合にそのまま入れてしまうとダマができてしまうので、別の容器でとろみの強いものを作り少しずつ足して調節して下さい。

とろみが強すぎると、べたついて飲みにくくなるので同じものを加えてとろみを調節して下さい。

ウェルハーモーニーさん「トロミーナ」です。

基本的な使用方法は、同じですがこのトロミーナは「ソフトタイプ」「レギュラータイプ」「ハイパータイプ」の3タイプ発売されてます。

ソフトからハイパーに上がるにつれとろみが強くなり入れる分量も変わってきます。

成分もタイプによって違うので健康状態に合わせて選ぶといいです。

大きな違いとしてレギュラータイプにはpH調整剤が入っていることにより、成分の中にカリウムが他のタイプより多く含まれることです。

pH調整剤は、腐敗防止や変色防止のための食品添加物(特定の物質ではなく、クエン酸、クエン酸ナトリウム、リン酸などを一括表示)です。

ウェルハーモーニーさんは、ホームページで現在サンプルを無料配布してたのでご興味がある方は、覗いてみてください。

飲み込みが悪くなった人は、とろみをつけることで誤嚥のリスク緩和できますがダマやべたつきがあるとかえって誤嚥を引き起こしかねません。

必ず各メーカーさんの説明書き通りに使用して下さい。

どの程度のとろみか不安の場合は、かかりつけの病院で相談するのがいいです。

祖父の時に病院に相談したことがありますが、誤嚥チェックをしてとろみの度合いを教えてもらいました。

不安がある時は、かかりつけの病院に相談するのが一番安心されると思うので信頼できるかかりつけの病院を決めておくといいですよ。

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