[防災非常食][サンヨー堂 缶詰めし] とりめし・牛めし・五目めし3種類食べての感想レビュー | 長期保存食
防災の備蓄食の中に、ごはん類は欲しいですよね。
長期保存食となると真っ先に思い浮かぶのはアルファ米だと思います。
アルファ米はお水を使用しますし、食べれるまでお水だと60分くらい必要です。
乾燥米ですので、もどした時に若干米粒も小さく感じるのもデメリットになります。
長期保存でアルファ米以外のものとなると、フリーズドライか缶詰、レトルトパックされた製品です。
その中で今回は、サンヨー堂缶めしシリーズの中から「牛めし」「とりめし」「五目めし」を食べてみたので感想レビューします。
サンヨー堂 缶詰めし
参考価格
Amazon:4,400円(税込)
3種類各3缶ずつの9缶セット
楽天:2,380円(税込)
3種類各2缶ずつの6缶セット
今回は楽天の方から3種類6缶セットを購入しました。
楽天の6缶セットで単価397円
Amazonの9缶セットで単価489円
こちらの缶詰は楽天・Amazon共に出品している業者が若干少なく感じます。
防災の非常食としては致命的なデメリットがあるためです。
それはそのまま食べることができず、温める必要があるのですが湯煎のみで電子レンジでは美味しくなりません。
災害時で考えると、ガスか電気が利用できる環境でなくては食べることができません。
致命的ですよね。
それでも何故レビューという形で、防災非常食としてご紹介するのか?
湯煎で温めた場合、アルファ米製品に比べてちょうどいい味付けで美味しかったんです。
正直具材はそんなに多くありませんでした。
それでもごはんの方には具材の味が染み込み、味が濃くないのであっさりしていてとても食べやすかったです。
あっさりしているので、年代を問わずにどなたでも食べやすくていいと思います。
問題は湯煎で温める必要があるということです。
防災非常食としては、備蓄品として少し用意しておくと湯煎で温める環境がある場合に非常に有難いごはんになります。
その辺を踏まえて参考にしていただけたらと思います。
*追記 2020/5/1 災害時でも温めて美味しく食べる方法を見つけました。お水だけで加熱できる携帯発熱剤のセットです。パックご飯、レトルト食品、缶詰などを加熱できるので災害時の強い味方になります。価格的にも購入しやすくなっていますので、おすすめです。詳しくは下の記事に書いています。ご興味のある方は是非読んでみてください。
3種類食べてみました
サンヨー堂缶めしは全部で5種類(牛めし・とりめし・五目めし・赤飯・ドライカレー)あります。
その中から今回は、「牛めし」「とりめし」「五目めし」を食べてみました。
冒頭にも書きましたが、この商品は湯煎で温めないと美味しくありません。
ですが本当に食べれないか牛めしで試してみました。
画像も載せますので参考にしてください。
牛めし
缶の表に作り方が書いてあります。
召しあがり方は湯煎しか記載がなく、電子レンジはかけないで下さいとなってますね。
そのまま食べられるかは全く触れられていません。
実際に開けてみます。
今は当たり前になったブルトップ式で簡単に開けられます。
開けたら見ただけで分かりました。
このまま食べるのは絶対無理です。
カチカチに固まっています。
試しにスプーンを入れてみますがかなりカチカチです。
ごはん粒も割れてしまう感じですが、開封してしまったのでこのまま全部掻き出してみます。
とても食べれる状態ではありません。
仕方なくラップをしてレンジで温めてみました。
見た感じは食べれそうな状態になりましたが問題は味ですよね。
食べてみましたが、マズかったです。
味自体は牛の味がごはんに染みていましたが、粒がパサパサで口の中に後味が残ります。
所々缶にへばりついていた部分だと思いますが、塊も残っていました。
水を少し回し振ってレンジにかければ、もう少しマシだったかもしれませんが大失敗です。
原材料と栄養成分は次の通りになります。
本当に湯煎なら大丈夫だろうか不安になりましたが、残りの「とりめし」「五目めし」は湯煎でいただきました。
不安をよそに2つは美味しかったので、続けて読んでいただけたら嬉しいです。
とりめし
牛めしの失敗を教訓に、とりめしはキチンと湯煎15分でしました。
湯煎して開封するとこんな感じになりました。
缶の中にごはんを押し込めたようでしたが、見た目にもやわらかくなっているのは分かります。
お皿に移してみました。
缶から移す際、密着部分はべたついて剥がすのに苦労しました。
スプーンにも強力にへばりついていたので、嫌な予感がしましたがスプーンに付いたものを口にしてみると意外と美味しいです。
イメージ的に言うとチャーハンなどを作る際に、木べらで炒めていると木べらに引っついてしまう場合がありますよね。
でもその部分がべたついてマズイということはありません。
むしろつまみ食いすると美味しいです。
そのような感じでした。
お皿に移した状態ですと少し塊もできてましたので、軽くスプーンで混ぜ合わせます。
するとパラパラ感も出てよくなりました。
食べてみます。
味が濃すぎずにちょうどいい感じに鶏の風味が出て美味しいです。
具材は少なめですが、サラッと完食しました。
内容量も185gで1人分にはちょうどよく、味もちょうどいい濃さなので食べていてくどくなったりしません。
とても美味しかったです。
原材料と栄養成分は次の通りになります。
原材料を見て分かるように、具材は鶏肉とたまねぎのみとシンプルです。
シンプルだからこそ、鶏の旨みがごはんに程よく染みわたって良かったと思います。
あっさりしていて食欲のない時でも食べやすいので非常食にはいいのですが、問題は湯煎でないと美味しく食べることができないということです。
五目めし
五目めしも湯煎でいただきました。
湯煎すると缶は熱くなってますので、火傷をしないように気をつけてください。
五目ですので、とりめしよりは具材が多そうです。
さっそくお皿に移してみます。
このまま食べれないことはありませんが、全体的に少し混ぜた方が美味しくなりますのでお皿に移した方がいいです。
お皿に移して少し混ぜてみると思ったより具材が少ないですね。
食べてみます。
五目めしもちょうどいい感じに味が染みてて美味しいです。
五目は鶏肉・ごぼう・にんじん・たけのこ・しいたけが入っていました。
それぞれ少量ずつしか入っていませんが、しっかりと風味と味を感じられます。
とりめしより五目めしの方が個人的に好きな味でした。
食べやすくサラッと完食です。
原材料と栄養成分は次の通りになります。
とりめしも五目めしも食べやすくてサラッと完食できます。
その上にエネルギーはしっかり300kcal前後は摂れますので、非常食としては嬉しい商品です。
湯煎のみというのが残念ですね。
まとめ
牛めしはそのまま開封して電子レンジで温めましたので失敗してしまいました。
ですが湯煎で温めれば、食べやすく味の面で非常食としては最適です。
アルファ米と比較すると、食べやすく好みに左右されにくいのは断然こちらの缶めしだと思います。
アルファ米製品のごはんは一般的に内容量260gで、量が多いのですが味付けが濃い製品が多いです。
具材の量も多くボリュームはありますが、段々くどくなっていって最後まで食べるのはしんどくなってしまいます。
また味付けが濃いので、好き嫌いの好みがハッキリと分かれてしまいます。
一度乾燥させているので、普段のお米より米粒が小さく感じるのもデメリットです。
個人的にアルファ米でしたら携帯おにぎりがおすすめだと思います。
内容量も100g前後になり、味がしっかりしていても最後まで美味しく食べれました。
味を変えれて2個食べればしっかりと栄養を摂れます。
アルファ米が苦手とおっしゃる方の多くは味付けの濃さが原因です。
その面で比較すると断然缶めしはおすすめ商品だと思います。
問題は湯煎のみしか美味しくいただけないことです。
災害発生時にガスや電気でお湯を沸かすことができるとは限りません。
非常食として手軽に作ることができないのが致命的なデメリットです。
ですが1人数個の備蓄をしておくと、災害発生から数日経った時に復旧が進み湯煎で食べられるようになったら嬉しい食事になると思います。
湯煎の水は飲料水を使う必要はありません。
温めるだけで缶もキッチリと密封されてますので生活水で十分です。
飲料水を使用しなくて済むのもメリットですよね。
携帯用のガスコンロを用意している場合は食べれる機会も増えます。
この場合15分間ずっと火を入れておく必要はないです。
ある程度かけて予熱でも十分となっています。
保存期間も5年と長く、普段の食事としても美味しく食べられる商品ですので万が一の備蓄食料として数個準備しておくのがおすすめです。
*追記 2020/5/1 発熱剤のセットを購入すれば、30分程の加熱で美味しく食べられます。防災用にご購入を検討されている場合は、一緒に発熱剤セットを購入するのがおすすめです。
*商品の価格内容等は記事投稿日2019/9/29のものです。
*最新情報につきましては上の商品リンクよりご確認ください。
記事中で触れたアルファ米のおにぎりを食べたレビュー記事です。宜しければこちらも参考にしてください。
サンヨー堂の非常食「おかず缶」「フルーツ缶」のレビュー記事です。合わせて参考にしていただければ幸いです。
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