[歩行器と歩行車]シルバーカーと歩行器(歩行車)何が違うの?! | シルバーカーとの違い解説します!!
前回の投稿で、シルバーカーについて書きましたが今回は歩行器と歩行車について書きます。
歩行器・歩行車ですが、シルバーカーに比べると安定性がかなり高いです。
シルバーカーも安全性能がついてますが、自立歩行がある程度続くレベルでないと横で補助する人が必要です。
歩行器・歩行車は、それ以上に安全性能が考慮されて作られており、それぞれの体の状態に合わせれるように、固定式、交互式、前輪キャスター、4輪キャスターの4つのタイプに分類されています。
それぞれ、書いていきます。
固定式歩行器
固定式の歩行器です。
両腕で、ます歩行器を持ち上げて歩行器を前に出してから、歩行器に支えられながら片足ずつ前へ進んで行きます。
フレームの重さは、3kg弱くらいですが腕の筋肉が必要とされます。
室内向けで、ベッドの横に置いて立ち上がりに使われたり、リハビリにもよく使われています。
交互式歩行器
交互式の歩行器です。
交互に動かす歩行器で、通常の歩行のように右の歩行器を出したら左足、左の歩行器を出したら右足という感じで交互に進んで行きます。
交互に動かさなくてはいけないので、腕の筋肉に加えバランス感覚が必要になります。
前輪キャスター付き歩行器
前輪にのみキャスターが、付いている歩行器です。
使い方は、後ろを少し持ち上げて浮かして前輪のキャスターで歩行器を少し前に動かし、固定型歩行器同様に片足ずつ前に移動して両足を揃えてを繰り返して使います。
固定型よりは、スムーズに移動できますがキャスターがついているので、バランス感覚は必要になります。
4輪キャスター付き歩行器
4輪キャスター付きの歩行器です。
4輪キャスター付きの歩行器は、製造している会社によって使い方が違います。
基本的には、後輪の方にロックが付いていてそれを解除して歩行器を前に動かし片足ずつ動かしての移動です。
画像のタイプは、手元のブレーキで操作します。
それ以外に、後輪を浮かして解除するものや、肘乗せが前方にありそこで解除するものなどがあります。
歩行器まとめ
歩行器は、足腰が弱り杖では不安のある場合やリハビリに使われることが多いです。
屋内向けに製造されている商品が多いので、室内ではリハビリを兼ねて歩行器、外出する時は車いすと使い分けるのがいいのではないでしょうか。
4輪キャスター付きについては、病院で使用されているタイプや上の画像のタイプ、この後紹介するシルバーカーに似たタイプと様々ありますので、体の状態にあったものを選ぶのが大切です。
歩行器については、レンタルも多いので一度試されてもいいと思います。
購入やレンタルでも介護保険が適用できる場合が多いので、事前に各市町村の市役所に相談してください。
歩行器の大体の価格は、重さ3kg以下で2万~3万円前後の商品が主流です。
レンタルだと、月2千~3千円くらいです。(ここから介護保険の適用ですが、各市町村により取り決めが様々です)
歩行車
次は歩行車ですが、シルバーカーとの違いがどこが違うの?と思われる方が多いと思います。
私もシルバーカーを購入する際に、ケアマネジャーさんに聞きましたがいまいちピンときませんでした。
大きな違いはシルバーカーの時にも書きましたが、持ち手が歩行車の場合コの字になっていて手元にブレーキが付いていたり安全性能がより付いている事です。
その代わり荷物をあまり乗せれないタイプが多いです。
一般的の解釈だと、シルバーカーは自立歩行がある程度できるが、買い物などの時に荷物を収納できたり、途中疲れた時に座って休める機能があり自立歩行を補助するもの。
歩行車は、立ち上がれるけど自立歩行のちょっと困難な方のサポートのために体を支える機能が充実している。
ですが歩行車にもタイプの種類によっては、シルバーカー同様にある程度自立歩行が必要なものもあり違いが ?になるんだと思います。
こちらの画像は、歩行車ですが見た目はシルバーカーに似ていますよね。
ですが安全性については各段に上で持ち手がハンドルになっていて、前に倒れるのを支えれるように前方にU字の補助がついています。
ハンドルのレバーが引くと押すでブレーキと駐車ストッパーになっていて簡単操作です。
高さもシルバーカーに比べ低くなっていて、背筋を伸ばして押すことにより前倒れになることを予防して、よろけてもUの字の前の部分で支えます。
シルバーカーの場合非課税になることはありませんが、歩行車の場合安全性が高く生活に必要な補助製品と認定されていると非課税の対象になっていることがあります。
確かに安全性は上で、シルバーカーのように歩行車が先に行ってしまい転倒する危険は少ないですが、使用する際はある程度自立歩行はできないとと個人的には思います。
次の画像の製品は、腕をのせて前のレバーを掴むことにより体を支えて歩行することができます。
当然ブレーキ、駐車ストッパーは操作しやすいように設計されています。
このタイプですと、歩行器の車輪付きで屋外用感覚で使用できます。
まとめ
歩行器については、タイプによって屋内のリハビリや自立歩行の厳しい方への補助をするものです。
歩行車となると一概に自立歩行が厳しい方への補助とは言えず、製造されているタイプによってはシルバーカーより少し安全性能が高くなっただけのものもあります。
購入を検討される場合は、製品の性能と体の状態に合わせて考える必要があります。
歩行器、歩行車の製品ですとレンタルも購入も介護保険が使える場合がほとんどなので市役所などで確認するといいです。
私が購入したのはずいぶん前ですが、その時は大腿骨骨折のリハビリの一環としてだったのでケアマネジャー、病院のソーシャルワーカー、理学療法士との相談でシルバーカー購入を決めました。
リハビリの一環なので介護保険も使えたのですが、購入先業者が何社か決まっていて介護保険での戻りの金額を計算しても自分で探した方が安かったので、保険を使わずに購入しました。
各市町村で決めごとがかなり違いますので相談して検討してください。
あわせて読みたい記事