[介護保険サービスで利用できるサービス] | 介護保険サービスで利用できるサービスを分かりやすく一覧にまとめてみました!!

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ご家族の方が介護を必要するとなった時に、まず地域包括支援センターに相談をして介護認定の申請をします。

調査員の面談を受け介護度が決定しましたら、ケアマネジャーさんが介護度に応じたケアプランを作成してくれます。

それを参考にご家族で介護の進め方を決定するのですが、事前にサービス内容の全体をなとなくでも知っておくと、いざという時に役立つと思います。

日々の生活の中で突発的な問題が起きたりもしますので、サービス全体をなんとなくでも把握しておくと今月は「あのサービスを使って介護の負担を減らそう」と考えることができます。

介護は先の長いことなので在宅介護をお考えの場合は、特に役に立つと思います。

サービスをうまく利用して介護の負担を減らしつつ、介護する人も元気に生活していただけたらと思います。

目次

1.介護保険法に基づくサービス

2.自宅に訪問

2-1.訪問介護 要介護1~5

2-2.訪問入浴介護 要支援1~2、要介護1~5

2-3.訪問看護  要支援1~2、要介護1~5

2-4.訪問リハビリテーション 要支援1~2、要介護1~5

2-5.夜間対応型訪問介護 地域密着型サービス  要介護1~5

2-6.定期巡回・随時対応型訪問介護看護 地域密着型サービス 要介護1~5

3.施設に通う

3-1.通所介護(デイサービス) 要介護1~5

3-2.通所リハビリテーション(デイケア) 要支援1~2、要介護1~5

3-3.地域密着型通所介護 地域密着型サービス 要介護1~5

3-4.療養通所介護 地域密着型サービス 要介護1~5の中で難病等の重度要介護者、がん末期患者の方

3-5.認知症対応型通所介護 地域密着型サービス 要支援1~2、要介護1~5

4.訪問・通い・宿泊を組み合わせる

4-1.小規模多機能型居宅介護 地域密着型サービス 要支援1~2 要介護1~5

4-2.複合型サービス 地域密着型サービス 要介護1~5

5.短期間の宿泊

5-1.短期入所生活介護 要支援1~2、要介護1~5

5-2.短期入所療養介護 要支援1~2、要介護1~5

6.施設等で生活

6-1.介護老人福祉施設 原則要介護3~5

6-2.介護老人保健施設 要介護1~5

6-3.介護療養型医療施設 要介護1~5

6-4.特定施設入居者生活介護 要支援1~2、要介護1~5

7.地域密着型サービス(地域に密着した小規模な施設等)

7-1.認知症対応型共同生活介護 要支援2、要介護1~5

7-2.地域密着型介護老人福祉施設入所者生活介護 要介護1~5

7-3.地域密着型特定施設入居者生活介護 要介護1~5

8.福祉用具の使用

8-1.福祉用具貸与

8-2.特定福祉用具販売

まとめ

介護保険法に基づくサービス

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介護保険で利用できるサービスには大きく分けて2つに分類されます。

介護給付(要介護1~5)予防給付(要支援1~2)です。

介護給付と予防給付では、受けられるサービスの幅が大きく違ってきます。

それでも便利なサービスで、何かあった時には介護負担を減らすことはできると思いますので参考にして下さい。

サービス内容については、自宅に訪問、施設に通う、訪問・通い・宿泊の組み合わせ、短期間の宿泊、施設等で生活、地域密着型サービス、福祉用具、と大きく分けて7つあります。

地域密着型サービスは、お住まいの市区町村の施設しか利用できません。

順番に内容を書いていきます。

自宅に訪問

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〇訪問介護 要介護1~5

ホームヘルパーさんが、利用者のご自宅に訪問して食事・排泄・入浴などの介護(身体介護)や、掃除・洗濯・買い物・調理などの生活の支援(生活援助)を行います。

通院などを目的とした乗車・移送・降車の介助サービスを提供する。

事業所によりできるサービス内容に違いがあるため事前に確認が必要です。

あくまでも介護の手助けのための身体介護・生活援助が目的のため利用者家族のための用事などはできません。

また、利用者のためであっても日常生活の範囲を超えるサービスも受けれません。

・利用者負担

要介護1~5

サービス費用の設定 利用者負担(1割)
(1回につき)
身体介護 20分未満 165円
20分以上30分未満 248円
30分以上1時間未満 394円
1時間以上1時間30分未満 575円
生活援助 20分以上45分未満 181円
45分以上 223円
通院時の乗車・降車等介助 98円

〇訪問入浴介護 要支援1~2、要介護1~5

介護職員と看護職員が利用者の自宅を訪問し、持参した浴槽にて入浴の介護を行い身体の清潔の保持と心身機能の維持回復を図ります。

・利用者負担

要支援1~2

サービス費用の設定 利用者負担(1割)
(1回につき)
全身入浴の場合 845円

要介護1~5

サービス費用の設定 利用者負担(1割)
(1回につき)
全身入浴の場合 1,250円

〇訪問看護  要支援1~2、要介護1~5

看護師などが疾患のある利用者の自宅を訪問し、主治医の指示に基づいて療養上の世話や診療の補助を行います。

訪問看護では、病状に応じた内容で

・血圧、脈拍、体温などの測定、病状のチェックなど
・排泄、入浴の介助、清拭、洗顔など
・在宅酸素、カテーテルやドレーンチューブの管理、褥瘡(床ずれ)の処理、リハビリテーションなど
・在宅での看取り

・利用者負担

*20分未満の算定ができるのは、20分以上の訪問看護を週1回以上含むことが必要になります。

[訪問看護ステーションから]

要支援・要介護のいずれの認定でも利用者負担は同じです。

サービス費用の設定 利用者負担(1割)
(1回につき)
20分未満* 311円
30分未満 467円
30分以上1時間未満 816円
1時間以上1時間30分未満 1,118円
理学療法士、作業療法士又は言語聴覚士による
訪問の場合(20分以上)
296円

[病院または診療所から]

要支援・要介護のいずれの認定でも利用者負担は同じです。

サービス費用の設定 利用者負担(1割)
(1回につき)
20分未満* 263円
30分未満 396円
30分以上1時間未満 569円
1時間以上1時間30分未満 836円

[定期巡回・随時対応型訪問介護看護と連携]

サービス費用の設定 利用者負担(1割)
(1月につき)
訪問看護費 2,935円

〇訪問リハビリテーション 要支援1~2、要介護1~5

理学療法士、作業療法士、言語聴覚士などが利用者の自宅を訪問し、心身機能の維持回復や日常生活の自立に向けたリハビリテーションを行います。

・利用者負担

要支援1~2

サービス費用の設定 利用者負担(1割)
(1回につき)
20分以上実施した場合 290円

要介護1~5

サービス費用の設定 利用者負担(1割)
(1回につき)
20分以上実施した場合 290円

〇夜間対応型訪問介護 地域密着型サービス  要介護1~5

夜間帯に訪問介護員が利用者の自宅を訪問します。
「定期巡回」と「随時対応」の2種類があります。

[定期巡回]
夜間帯(18~8時)に定期的な訪問を受け、排泄の介助や安否確認などのサービスを受けることができます。

[随時対応]
ベッドから転落して自力で起き上がれない時や夜間に急に体調が悪くなった時などに、訪問介護員を呼んで介助を受けたり、救急車の手配などのサービスを受けることができます。

あくまでも介護の手助けのための身体介護・生活援助が目的のため利用者家族のための用事などはできません。

また、利用者のためであっても日常生活の範囲を超えるサービスも受けれません。

・利用者負担

要介護1~5

サービス費用の設定 利用者負担(1割)
(1回につき)
オペレーションセンターを
設置している場合
基本夜間対応型訪問介護 (1月につき)1,009円
定期巡回サービス (1回につき)378円
随時訪問サービス
(1名による訪問の場合)
(1回につき)576円
随時訪問サービス
(複数名による訪問の場合)
(1回につき)775円

〇定期巡回・随時対応型訪問介護看護 地域密着型サービス 要介護1~5

定期的な巡回や随時通報への対応など、利用者の心身の状況に応じて、24時間365日必要なサービスを必要なタイミングで柔軟に提供します。

サービスの提供にあたっては、訪問介護員だけでなく看護師なども連携しているため、介護と看護の一体的なサービスを受けることができます。

・利用者負担

要介護1~5

サービス費用の設定 利用者負担(1割)
(1月につき)
訪問看護サービス
を受ける場合
訪問看護サービス
を受けない場合
要介護1 8,267円 5,666円
要介護2 12,915円 10,114円
要介護3 19,714円 16,793円
要介護4 24,302円 21,242円
要介護5 29,441円 25,690円





施設に通う

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〇通所介護(デイサービス) 要介護1~5

利用者が通所介護の施設(利用定員19人以上のデイサービスなど)に通い、施設では、食事や入浴などの日常生活上の支援や、生活機能向上のための機能訓練や口腔機能向上サービスなどを日帰りで行います。

自宅から施設までの送迎も行われています。

・利用者負担

*通所介護は事業所の規模や所要時間によって費用が設定されてます。
*送迎に係る費用も、下記に含まれてます。
*日常生活費(食費・おむつ代など)は、別途負担です。

要介護1~5

サービス費用の設定 利用者負担(1割)
(1回につき)
通常規模の事業所の場合
(7時間以上8時間未満)
*通常規模とは1ヶ月の平均利用延べ人数
310人以上750人以内を目指します。
要介護1 645円
要介護2 761円
要介護3 883円
要介護4 1,003円
要介護5 1,124円

〇通所リハビリテーション(デイケア) 要支援1~2、要介護1~5

利用者が通所リハビリテーションの施設(老人保健施設、病院、診療所など)に通い、食事や入浴などの日常生活上の支援や生活機能向上のための機能訓練や口腔機能向上サービスなどを日帰りで行います。

要支援1~2の予防給付の場合、日常生活上の支援である「共通的サービス」と合わせて「運動器の機能向上」「栄養改善」「口腔機能の向上」の選択的サービスを選択して受けることができます。

・利用者負担

*通所リハビリテーションは事業所の規模や所要時間によって費用が設定されてます。
*送迎に係る費用も、下記に含まれてます。
*日常生活費(食費・おむつ代など)は、別途負担です。

要支援1~2

サービス費用の設定 利用者負担(1割)
(1月につき)
共通的サービス 要支援1 1,712円
要支援2 3,615円
選択的サービス 運動器機能向上 225円
栄養改善 150円
口腔機能向上 150円

要介護1~5

サービス費用の設定 利用者負担(1割)
(1回につき)
通常規模の事業所の場合
(6時間以上7時間未満)
*通常規模とは1ヶ月の平均利用
延べ人数750人以内を指します。
要介護1 667円
要介護2 797円
要介護3 924円
要介護4 1,076円
要介護5 1,225円

〇地域密着型通所介護 地域密着型サービス 要介護1~5

利用者が地域密着型通所介護の施設(利用定員19人未満のデイサービスセンターなど)に通い、食事や入浴などの日常生活上の支援や生活機能向上のための機能訓練や口腔機能向上サービスなどを日帰りで行う。

自宅から施設までの送迎も行われています。

・利用者負担

*地域密着型通所介護は事業所の規模や所要時間によって費用が設定されてます。
*送迎に係る費用も、下記に含まれてます。
*日常生活費(食費・おむつ代など)は、別途負担です。

要介護1~5

サービス費用の設定 利用者負担(1割)
(1回につき)
7時間以上8時間未満の場合 要介護1 735円
要介護2 868円
要介護3 1,006円
要介護4 1,144円
要介護5 1,281円

〇療養通所介護 地域密着型サービス 要介護1~5の中で難病等の重度要介護者、がん末期患者の方

常に看護師による観察を必要とする難病、認知症、脳血管疾患後遺症等の重度要介護者、がん末期患者が対象です。

利用者が療養通所介護の施設に通い食事や入浴などの日常生活上の支援や生活機能向上のための機能訓練や口腔機能向上サービスなどを日帰りで行う。

重度要介護者、がん末期患者が対象のため医師や訪問看護ステーションと連携して行われます。

自宅から施設への送迎も行われます。

・利用者負担

*送迎に係る費用も、下記に含まれてます。
*日常生活費(食費・おむつ代など)は、別途負担です。

要介護1~5の中で重度要介護者、がん末期患者

サービス費用の設定 利用者負担(1割)
(1回につき)
3時間以上6時間未満の場合 1,007円
6時間以上8時間未満の場合 1,511円

〇認知症対応型通所介護 地域密着型サービス 要支援1~2、要介護1~5

認知症の利用者が通所介護の施設に通い日常生活上の支援、生活機能向上のためのサービスに加え認知症に対しての専門的なケアを提供することにより、家族の介護の負担軽減などを目的としてます。

自宅から施設への送迎も行います。

・利用者負担

*認知症対応型通所介護は事業所の規模や所要時間によって費用が設定されてます。
*送迎に係る費用も、下記に含まれてます。
*日常生活費(食費・おむつ代など)は、別途負担です。

要支援1~2

サービス費用の設定 利用者負担(1割)
(1回につき)
社会福祉施設等に併設されて
いない事業所の場合
(7時間以上8時間未満)
要支援1 852円
要支援2 952円

要介護1~5

サービス費用の設定 利用者負担(1割)
(1回につき)
社会福祉施設等に併設されて
いない事業所の場合
(7時間以上8時間未満)
要介護1 985円
要介護2 1,092円
要介護3 1,199円
要介護4 1,307円
要介護5 1,414円

訪問・通い・宿泊を組み合わせる

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〇小規模多機能型居宅介護 地域密着型サービス 要支援1~2 要介護1~5

利用者の施設の「通い」を中心として、短期間の「宿泊」や利用者の自宅への「訪問」を組み合わせて日常生活上の支援や機能訓練を行います。

*小規模多機能型居宅介護の施設は、1事業所あたり登録は29名以下、通いはおよそ15名以下、宿泊はおよそ9名以下と決まってます。

・利用者負担

*日常生活費(食費・おむつ代など)は、別途負担です。

要支援1~2

サービス費用の設定 利用者負担(1割)
(1月につき)
同一建物に居住する者以外
に対して行う場合
同一建物に居住する者
に対して行う場合
要支援1 3,403円 3,066円
要支援2 6,877円 6,196円

要介護1~5

サービス費用の設定 利用者負担(1割)
(1月につき)
同一建物に居住する者以外
に対して行う場合
同一建物に居住する者
に対して行う場合
要介護1 10,320円 9,298円
要介護2 15,167円 13,665円
要介護3 22,062円 19,878円
要介護4 24,350円 21,939円
要介護5 26,849円 24,191円

〇複合型サービス 地域密着型サービス 要介護1~5

利用者の選択で施設への「通い」を中心として、短期間の「宿泊」や利用者の自宅への「訪問介護」、看護師などによる「訪問看護」も組み合わせて行います。

・利用者負担

要介護1~5

サービス費用の設定 同一建物に居住する者以外
に対して行う場合
同一建物に居住する者
に対して行う場合
要介護1 12,341円 11,119円
要介護2 17,268円 15,558円
要介護3 24,274円 21,871円
要介護4 27,531円 24,805円
要介護5 31,141円 28,058円





短期間の宿泊

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〇短期入所生活介護 要支援1~2、要介護1~5

家族の介護の負担軽減を目的として、特別養護老人ホームなどが、常に介護を必要とする方の短期入所を受け入れ、入浴や食事などの日常生活上の支援や機能訓練などを行います。

対象者の条件は施設により多少は違いがありますが、主に利用者の心身の状況や病状が悪い場合、家族の疾病、冠婚葬祭、出張、身体的・精神的負担の軽減などです。

*短期入所生活介護の連続利用日数は30日までです。

・利用者負担

*日常生活費(食費・滞在費・理美容代など)は、別途負担です。
*サービス費用は、施設により異なります。

要支援1~2

サービス費用の設定 利用者負担(1割)
(1日につき)
〇併設型・多床室の場合
(併設型の他に単独型。
多床室の他に個室。
ユニット型もあります。)
要支援1 437円
要支援2 543円

要介護1~5

サービス費用の設定 利用者負担(1割)
(1日につき)
〇併設型・多床室の場合
(併設型の他に単独型。
多床室の他に個室。
ユニット型もあります。)
要介護1 584円
要介護2 652円
要介護3 722円
要介護4 790円
要介護5 856円

〇短期入所療養介護 要支援1~2、要介護1~5

療養生活の質の向上家族の介護の負担軽減などが目的です。

医療機関や介護老人保健施設が、日常生活上の世話や医療、看護、機能訓練などを行います。

連続利用日数は30日までです。

・利用者負担

*日常生活費(食費・滞在費・理美容代など)は、別途負担です。
*サービス費用は、施設により異なります。

要支援1~2

サービス費用の設定 利用者負担(1割)(1日につき)
従来型個室 ユニット型個室
従来型(ⅰ) 在宅強化型(ⅱ) 従来型(ⅰ) 在宅強化型(ⅱ)
要支援1 575円 613円 618円 660円
要支援2 716円 753円 775円 817円

要介護1~5

サービス費用の設定 利用者負担(1割)(1日につき)
従来型個室 ユニット型個室
従来型(ⅰ) 在宅強化型(ⅱ) 従来型(ⅰ) 在宅強化型(ⅱ)
要介護1 753円 794円 832円 877円
要介護2 798円 865円 877円 951円
要介護3 859円 927円 939円 1,013円
要介護4 911円 983円 992円 1,069円
要介護5 962円 1,038円 1,043円 1,124円

施設等で生活

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〇介護老人福祉施設 原則要介護3~5

入所者が可能な限り在宅復帰できることを念頭に、常に介護が必要とされている方を受け入れ、日常生活上の支援や機能訓練、療養上の世話などを行います。

原則、要介護3~5の方になり要介護1~2の方については、やむ得ない理由がある場合のみ利用の検討がされます。

・利用者負担

*日常生活費(食費・居住費・理美容代など)は、別途負担です。
*サービス費用は、施設により異なります。

*居住費は、室料+光熱費相当
*食費は、食材料費+調理費

施設サービス費

サービス費用の設定 利用者負担(1割)(1日につき)
従来型個室 多床室 ユニット型個室 ユニット型個室的
多床室
要介護1 557円 557円 636円 636円
要介護2 625円 625円 703円 703円
要介護3 695円 695円 776円 776円
要介護4 763円 763円 843円 843円
要介護5 829円 829円 910円 910円

〇介護老人保健施設 要介護1~5

在宅復帰を目指している方の入所を受け入れ、リハビリテーションや必要な医療、介護などを行います。

・利用者負担

*日常生活費(食費・居住費・理美容代など)は、別途負担です。
*サービス費用は、施設により異なります。

*居住費は、室料+光熱費相当(多床室は光熱費相当)
*食費は、食材料費+調理費

施設サービス費
従来型介護保険施設

サービス費用の設定 個室 多床室
従来型(ⅰ) 在宅強化型(ⅱ) 従来型(ⅲ) 在宅強化型(ⅳ)
要介護1 698円 739円 771円 818円
要介護2 743円 810円 819円 892円
要介護3 804円 872円 880円 954円
要介護4 856円 928円 931円 1,010円
要介護5 907円 983円 984円 1,065円

施設サービス費
ユニット型介護保健施設

サービス費用の設定 個室 多床室
従来型(ⅰ) 在宅強化型(ⅱ) 従来型(ⅲ) 在宅強化型(ⅳ)
要介護1 777円 822円 777円 822円
要介護2 822円 896円 822円 896円
要介護3 884円 958円 884円 958円
要介護4 937円 1,014円 937円 1,014円
要介護5 988円 1,069円 988円 1,069円

〇介護療養型医療施設 要介護1~5

長期にわたり療養が必要な方の入所を受け入れ可能な限り自宅で自立した日常生活を送ることができるよう、機能訓練や必要な医療、介護などを行います。

・利用者負担

*日常生活費(食費・居住費・理美容代など)は、別途負担です。
*サービス費用は、施設により異なります。
*看護6:1は入所者6人に対して看護師1人の割合を表してます。

*居住費は、室料+光熱費相当(多床室は光熱費相当)
*食費は、食材料費+調理費

要介護1~5

サービス費用の設定
療養病床を有する
病院の場合
利用者負担(1割)(1日につき)
従来型個室
療養機能強化型A
(看護6:1、介護4:1)
従来型個室
療養機能強化型B
(看護6:1、介護4:1)
従来型個室
その他
(看護6:1、介護4:1)
要介護1 669円 659円 641円
要介護2 777円 765円 744円
要介護3 1,010円 995円 967円
要介護4 1,109円 1,092円 1,062円
要介護5 1,198円 1,180円 1,147円
サービス費用の設定
療養病床を有する
病院の場合
利用者負担(1割)(1日につき)
多床室
療養機能強化型A
(看護6:1、介護4:1)
多床室
療養機能強化型B
(看護6:1、介護4:1)
その他
(看護6:1、介護4:1)
要介護1 778円 766円 745円
要介護2 886円 873円 848円
要介護3 1,119円 1,102円 1,071円
要介護4 1,218円 1,199円 1,166円
要介護5 1,307円 1,287円 1,251円
サービス費用の設定
療養病床を有する
病院の場合
利用者負担(1割)(1日につき)
ユニット型個室
療養機能強化型A
ユニット型個室
療養機能強化型B
ユニット型個室
要介護1 795円 785円 767円
要介護2 903円 891円 870円
要介護3 1,136円 1,121円 1,093円
要介護4 1,235円 1,218円 1,188円
要介護5 1,324円 1,306円 1,273円
サービス費用の設定
療養病床を有する
病院の場合
利用者負担(1割)(1日につき)
ユニット型個室
多床室
療養機能強化型A
ユニット型個室
多床室
療養機能強化型B
ユニット型個室
多床室
要介護1 795円 785円 767円
要介護2 903円 891円 870円
要介護3 1,136円 1,121円 1,093円
要介護4 1,235円 1,218円 1,188円
要介護5 1,324円 1,306円 1,273円

〇特定施設入居者生活介護 要支援1~2、要介護1~5

有料老人ホームや経費老人ホームなどが、食事や入浴などの日常生活上の支援や機能訓練などを行います。

特定施設入居者生活介護の指定を受けた有料老人ホームなどは、外部の指定介護サービス事業者と連携してサービスを提供する外部サービス利用型の所もあります。

外部サービスとは、訪問介護、訪問入浴介護、訪問看護、訪問リハビリテーション、通所介護、通所リハビリテーション、福祉用具貸与などです。

・利用者負担

*入居費用、日常生活費などは別途負担になります。
*入居費用等は、施設により異なります。

要支援1~2

サービス費用の設定 利用者負担(1割)
(1日につき)
要支援1 180円
要支援2 309円

要介護1~5

サービス費用の設定
短期利用も同額
利用者負担(1割)
(1日につき)
要介護1 534円
要介護2 599円
要介護3 668円
要介護4 732円
要介護5 800円





地域密着型サービス(地域に密着した小規模な施設等)

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〇認知症対応型共同生活介護 要支援2、要介護1~5

認知症の利用者を対象に専門的なケアをします。

認知症の方が入所して、家庭的な環境の中で地域住民との交流や日常生活上の支援や機能訓練などのサービスを行います。

1つの共同生活住居に5~9人の少人数の利用者が、介護スタッフとともに共同生活を送ります。

・利用者負担

*日常生活費(食材料費・理美容代・おむつ代など)は、別途負担です。
*施設により費用は異なります。

要支援2

サービス費用の設定 利用者負担(1割)
(1日につき)
共同生活住居が1つの場合 要支援2 755円
共同生活住居が2つ以上の場合 743円

要介護1~5

サービス費用の設定 利用者負担(1割)
(1日につき)
共同生活住居が1つの場合 要介護1 759円
要介護2 795円
要介護3 818円
要介護4 835円
要介護5 852円
共同生活住居が2つ以上の場合 要介護1 747円
要介護2 782円
要介護3 806円
要介護4 822円
要介護5 838円

〇地域密着型介護老人福祉施設入所者生活介護 要介護1~5

入所定員30人未満の介護老人福祉施設が、常に介護の必要な人を受け入れ日常生活上の支援や機能訓練、療養上の世話を行います。

入所定員が少数のため、明るく家庭的な雰囲気があり、地域や家族との結びつきを重視したサービスを目指してます。

・利用者負担

*日常生活費(食費・居住費・理美容代など)は、別途負担です。
*サービス費用は、施設により異なります。

*居住費は、室料+光熱費相当(多床室は光熱費相当)
*食費は、食材料費+調理費

要介護1~5

サービス費用の設定 利用者負担(1割)(1日につき)
従来型個室 多床室 ユニット型個室 ユニット型個室的
多床室
要介護1 565円 565円 644円 644円
要介護2 634円 634円 712円 712円
要介護3 704円 704円 785円 785円
要介護4 774円 774円 854円 854円
要介護5 841円 841円 922円 922円

〇地域密着型特定施設入居者生活介護 要介護1~5

入所定員30人未満の介護老人福祉施設が、常に介護の必要な人を受け入れ日常生活上の支援や機能訓練などを行います。

・利用者負担

*入居費用・日常生活費などは、別途負担になります。

要介護1~5

サービス費用の設定
(短期利用も同額)
利用者負担(1割)
(1日につき)
要介護1 534円
要介護2 599円
要介護3 668円
要介護4 732円
要介護5 800円

福祉用具の使用

画像イメージ

〇福祉用具貸与

利用者が可能な限り自宅で自立した日常生活を送ることができるように、福祉用具のレンタルに介護給付の適用があります。

福祉用具レンタルの対象は、以下の13品目です。

特殊寝台・・・要介護2~5の方

特殊寝台付属品・・・要介護2~5の方

床ずれ防止用具・・・要介護2~5の方

体位変換器・・・要介護2~5の方

手すり・・・要支援1~2、要介護1~5の方

スロープ・・・要支援1~2、要介護1~5の方

車いす・・・要介護2~5の方

車いす付属品・・・要介護2~5の方

歩行器・・・要支援1~2、要介護1~5の方

歩行補助杖・・・要支援1~2、要介護1~5の方

移動用リフト・・・要介護2~5の方

徘徊感知機器・・・要介護2~5の方

自動排泄処理装置・・・要介護4~5の方

・利用者負担

レンタルに係る費用の1割、一定以上の所得者の場合は2割又は3割を利用者が負担します。

費用は、レンタルする用具により異なります。

介護保険の給付は、介護度により1ヶ月の支給限度額が決まっているので、他の介護サービスとの組み合わせの中で考えなくてはいけません。

〇特定福祉用具販売

利用者が可能な限り自宅で自立した日常生活を送ることができるように、特定福祉用具の購入に介護給付の適用があります。

対象の特定福祉用具は、以下の5品目です。
(介護度に応じて異なります)

腰掛便座

自動排泄処理装置の交換可能部品

入浴補助用具

簡易浴槽

移動用リフトのつり具の部品

・利用者負担

利用者がいったん全額を支払い、後日に費用の9割、一定以上の所得の場合は8割又は7割が介護保険より払い戻されます。

同一年度で購入できるのは10万円までです。

まとめ

画像イメージ

介護保険で利用できる7つのサービスの金額をまとめてみました。

サービスと金額については、厚生労働省のHPより抜粋しています。

金額について1割で掲載していますが、一定所得以上になると2割又は3割の負担となります。

一定所得とは、65歳以上の第1号被保険者については、合計所得金額160万円以上の方で原則2割負担、220万円以上の方は原則3割負担となります。

第2号被保険者の方の場合、所得に関わらず1割負担です。

介護となった時に、介護すべてをご家族で行うのはとても大変になります。

介護保険でのサービスを利用して介護の負担を減らすことが大切です。

長生く元気でいただくために介護をするので、介護期間も長くなることが多いと思います。

私も気づけば15年たってました。

介護度によりサービス量も違いますし、1割負担だとしても複数使用すれば月々の負担も多くなってしまいます。

家族の負担を減らしつつ、ご両親、祖父母の方が少しでも長く身体を動かせれるようにケアマネジャーさんと相談しながら、ご家族にあった介護をしていただきたいと思います。

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*サービス内容・費用については投稿日2019/3/25現在です。

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