防災の備えに必要なものは⁈ 非常持ち出し品と非常備蓄品の準備が必要です!! | 違いと準備するものを詳しく説明!!

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自然災害の想像を超える恐ろしさから「防災対策」とよく耳にするようになりました。

元々、日本は災害が発生しやすい国だと言われていましたが、私自身少しの備蓄水を用意する程度でその他の備えをしていませんでした。

2018年も大阪北部地震、東日本豪雨、北海道地震と自然災害が発生して、ニュース映像を目にするたびに災害の国日本の恐ろしさを痛感します。

そんな恐ろしい災害の防災対策について書きたいと思います。

防災対策「自助」

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自然災害といっても様々あります。

地震、火災、風水害、火山の噴火、雪崩などありそれぞれに対する防災対策は多少違ってきます。

政府広報オンラインに

〇一番大切なのは、一人一人が取り組む防災

災害による被害をできるだけ少なくするためには、一人一人が自ら取り組む「自助」、地域や身近にいる人同士が助け合って取り組む「共助」、国や地方公共団体などが取り組む「公助」が重要だと言われています。その中でも基本となるのは「自助」、一人一人が自分の身の安全を守ることです。特に災害が発生した時には、まず、自分が無事であることが最も重要です。「自助」に取り組むためには、まず、災害に備え、自分の家の安全対策をしておくとともに、家の外において地震や津波などに遭遇したときの、身の安全の守り方を知っておくことが必要です。また、身の安全を確保し、生き延びていくためには、水や食料などの備えをしておくことも必要です。

出典:政府広報オンライン

と防災対策の「自助」を呼び掛けてます。

引用の出典元の政府広報オンラインにも、実際「自助」とは何が必要なのか記載されていますが、おすすめは消防庁の「わたしの防災サバイバル手帳」です。

消防庁 「わたしの防災サバイバル手帳」

「わたしの防災サバイバル手帳」はPDFダウンロードで71ページあり、それぞれの災害が起こる原因、起こったらどうするのか、避難はどうすればいいのか、詳しく書かれてます。

「自助」について具体的には、家の中の家具などの固定避難場所や避難方法の確認災害時の家族の連絡方法非常備蓄品非常持ち出し品の準備、などがあります。

いつ、どこで、災害に見舞われるか分からないので普段から家族の決め事を決めておくといいです。

別々の場所で災害に見舞われた場合、家族の安否が一番気になるはずですので、「災害用伝言ダイヤル」等の連絡方法の確認をしておくことは大切です。

次に避難場所は、自宅の近く、学校の近く、職場の近くなど複数の場所を家族みんなが把握してるといいです。

自宅に家族がいた時に災害に見舞われた場合を考えて、誰が非常備蓄品や非常持ち出し品を持ち出すか、ガスを誰が止めるかなど役割をある程度決めておくことも大切になります。

家族の方たちで、防災訓練や防災センターへ行き「自助」に必要なことを体験するのも勉強になります。

防災訓練は、お住まいの地域の町内会や消防署に問い合わせてみてください。

防災センターでの体験は、下記からお住まいの近くを検索してみてください。

▼全国の防災センター検索▼

市民防災ラボ

消防庁の「わたしの防災サバイバル手帳」にも防災センターの連絡先は記載されてます。

全国に159施設あり、その施設ごとに体験できる内容が違います。

お住まいの近くに複数あり体験内容が違うようでしたら、それぞれ体験をすると万が一災害に見舞われた場合に知識が役に立つはずです。

災害に見舞われライフラインが止まってしまった場合、避難所や車の中で数日、電気、ガス、水道が無い中で生活しなくてはいけないことも考えられます。

そのような事態に備えて普段から、非常持ち出し品、非常備蓄品の準備が様々な政府機関などから呼びかけられてます。

具体的な一覧は、下記の通りです。

非常持ち出し品と非常備蓄品

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非常持ち出し品

●携帯用飲料水 ●食品(カップメン、缶詰、ビスケット、チョコレートなど) ●貴重品(預金通帳、印鑑、現金など) ●救急用品(包帯、消毒ガーゼ、ばんそうこう、消毒液、常備薬、体温計、はさみ、安全ピンなど) ●ヘルメット、防災頭巾 ●軍手(厚手の手袋) ●懐中電灯 ●衣類(セーター、ジャンパー類) ●下着 ●毛布 ●携帯ラジオ・予備電池 ●マッチ、ろうそく(水にぬれないようにビニールでくるむ) ●使い捨てカイロ ●ウェットティッシュ ●筆記用具(ノート、えんぴつなど)

◎小さな子どものいる家庭では

●ミルク ●紙おむつ ●ほ乳瓶

非常備蓄品(一人分)

●飲料水9ℓ(3ℓ×3日分) ●ご飯(アルファ米)4~5食分 ●ビスケット1~2箱 ●板チョコ2~3枚 ●乾パン1~2缶 ●缶詰2~3缶 ●下着2~3組 ●衣類(スエット上下、セーター、フリースなど) ●携帯トイレ ●トイレットペーパー

*非常備蓄品の数量は一例です。最低3日分の用意が必要で、大規模災害を想定すると7日分は必要です。

*出典:非常持ち出し品、非常備蓄品ともに 消防庁 「わたしの防災サバイバル手帳」

非常持ち出し品に関しては、避難する際に必要になるものです。

上のリスト以外で水を入れるタンクは、必ず必要になると思います。

水道が止まってしまうと、飲料だけでなく生活水(洗顔、料理、洗い物、トイレ)なども必要になりますので、飲料用と分けるためにも必要です。

非常備蓄品に関しては、避難後の生活に必要なものです。

非常持ち出し品と非常備蓄品の内容について、もう少し掘り下げたいと思います。

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非常持ち出し品

非常持ち出し品は、地震が発生して避難する場合の想定の内容になっています。

地震による被害で避難経路がどのような状態になっているか分かりません。

そのため、避難する際に身を守るためにヘルメット、軍手、懐中電灯は必要になってきます。

季節や地域によって防寒対策も必要になるため、セーター、ジャンパー、毛布、使い捨てカイロなども必要です。

避難生活になった場合、衛生面も気をつけなければいけません。

避難する際に、どこか擦りむいたり軽いケガの応急手当として救急用品は必要ですし、少しでも清潔を保つためウェットティッシュも必需品です。

小さなお子さんがいる場合に、ミルク、紙おむつ、ほ乳瓶は命にかかわるので必ず必要です。

携帯ラジオも現在の状況を知るため必要ですし、上のリストにはありませんが非常用の携帯充電ができるものがあると便利です。

太陽光パネルのタイプや手巻き式、電池タイプのものとあるので、電気が止まってしまっても充電できます。

報道などでもよくありますが、電気が復旧すると皆まず携帯の充電にと長蛇の列ができてます。

非常用のスマホ充電器についての記事

携帯用飲料水、食品は生きていくために数日分必要です。

非常持ち出し品での飲料水は、持ち運びに便利な500mlがいいと思います。

食品に関しては、缶詰、ビスケット、チョコレートなどそのまま食べれて日持ちのするものがいいです。

アレルギーをお持ちの場合は、対応の商品を多めに用意しておくことも大切です。

飲料水、食品に関しては避難所の状態によっては、支援物資の遅れる所もでてくるため皆で出し合い協力することも考えられます。

大きな災害が発生した場合は、非常持ち出し品を用意していても外出先で発生する場合もありますし、命を優先して逃げ出すため持ち出すことができない場合もあります。

避難した皆で助け合うことは、とても大切なことです。

非常持ち出し品に入れて置きたい食品おすすめ紹介記事

非常備蓄品

非常備蓄品は、最低3日分、大規模災害を想定すると7日分用意する必要があります。

非常備蓄品に関しては、避難してからライフラインが止まってしまい支援物資も不足してしまった場合、復旧までの数日間を生き延びるためのものです。

飲料水は、1人1日3ℓ必要だと言われています。飲料水に関しては必要とされる機会も多いので、7日分は常に備蓄しておくのが推奨されてます。

飲料水の備蓄というと、ミネラルウォーターの買い置きを想像されると思います。

現在備蓄する方法を、賞味期限がきて無駄に破棄することが無いようにローリングストック法が推奨されてます。

ローリングストック法とは、普段から多めに購入して使用したらすぐに購入して常に一定量の備蓄をする方法です。

ただ、ご家族の人数にもよると思いますがかなりの量のミネラルウォーターの備蓄が必要となります。

通常のミネラルウォーターだけですと賞味期限がすぐにきてしまいますので、一部を長期保存できるミネラルウォーターがおすすめです。

保存期間が5~12年なので、ある程度の本数を長期保存水にしておくと賞味期限が迫って慌てて消費するということが少なくなると思います。

長期保存のミネラルウォーターについては、下記の記事に詳しく書いてあります。

また、ウォーターサーバーを契約するのもひとつの方法です。

ウォーターサーバーを契約するメリットに備蓄水としてだけでなく、災害が発生してミネラルウォーターが不足して値段の高騰や商品が売り切れ状態になったとしても、ウォーターサーバーを契約しておくと安定してお水の確保ができます。

ウォーターサーバーについては、下記の記事に詳しく書いてます。

長期保存水に関する記事

ウォーターサーバーに関する記事

次に食料の備蓄です。

ご飯の備蓄にはアルファ米がおすすめです。

アルファ米とは、お水やお湯をかけるとふっくらご飯にもどる商品です。

缶詰やビスケット、乾パンだけですと物足りない食事になってしまうのでアルファ米を備蓄しておくといいと思います。

衣類については、避難先で動きやすいスエットやジャージ、防寒対策にセーターやフリースの羽織るものが必要です。

災害発生時トイレの不足も予想されるので、携帯用トイレも用意しておくといいです。

非常持ち出し品と非常備蓄品は、推奨通りに用意すると量も多くなり大変だと思いますが、どれも必要なものになります。

急な災害で避難生活になった時、困らないように常に備蓄しておくことが大切です。

量も多いので事前に家族で、誰がどれを持ち出すのか決めておくと避難がスムーズに行くと思います。

非常備蓄品として準備したい非常食のおすすめ記事

まとめ

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災害は、突然起こってしまいます。

日中ですと家族がバラバラに避難することになると思います。

安否の連絡方法の「災害伝言ダイヤル」の確認や防災について常日頃から家族で話をしていると、いざ災害が起こってしまった時に役立ちます。

防災について学ぶのに冒頭で紹介しました、消防庁の「わたしの防災サバイバル」がおすすめです。

それぞれの災害についてや対処の仕方、身の回りにあるもので便利なものの作り方、応急手当の仕方と役立つ情報がたくさんあります。

ぜひ一度ご覧になってください。

防災センターも災害の体験ができ、避難に必要なことも分かると思います。

いつどこで災害が起きても不思議ではない国、日本ですので普段からの準備は大切です。

ご家族で一度防災についてゆっくり話し合っていただけたらと思います。





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